日本人が四季に育まれたもの。それは五感です。
住む、食べる、着る、
耳を澄まし、匂い、見て、味わい、触れること。
それぞれを磨けば、心地よさに通じる気がします。
年越し蕎麦、除夜の鐘、おせち料理にお雑煮、初詣。
寒い初日の出が、清々しく気持ちいい。日本人なんですかね。
本年も宜しくお願い致します。
北海道のエゾシカを一頭丸ごと犬の食材として加工する工場とのプロジェクトが2015年始動します!
シカは低脂肪で、高タンパク質、ビタミンA、カルシウムが豊富で、
アミノ酸やミネラルバランスに優れ、アレルギーの心配が極めて少ない食材です。
一方、シカを守り、オオカミを狩った過去の歴史からシカは増え続け、
樹皮を食べ大木を枯らし、苗木まで食べ尽くす。
シカによる被害は森林の生態系そのものに大きな影響を与えています。
「森のいのちをいただく。」ことは森を守る上でも意識したいこと。
鹿肉を提供するレストランも近年増えてきています。
加工工場のオーナーもプロのハンターになろうと、勉強中だそうです。
腕のいいハンターが増え、森のいのちをいただく。
シカの監理と林業は一体であるのが好ましい。森の中にどんどん入って、
無くなってしまった山里を復活させれば、
森の動物たちが人里に姿を現し我々に危害を加えることも減っていくでしょう。
来年は北海道からレポートします!
先日NHKの「地球イチバン」という番組で、コンゴのファッション集団
「Sapeurs / サプール」が紹介されていましたが、ご覧になりましたか?
あのポールスミスも刺激をうけ、コレクションに反映させたというエレガントな紳士たちが、
コンゴにいます。給料の半分以上を衣服につぎこむという。コンゴの平均月収はわずか3万円。
フランスの植民地だったコンゴで「西洋の憧れ」から彼らは生まれました。
1990年代の内戦で一時途絶えかけたもののなんとか継承され、
今、非暴力、平和の体現者として、国の大臣もが認める存在となっている。
「武器を捨て、エレガントに生きる」
土煙舞う道端を色鮮やかな(ただし3 色以上はけっして使わない。)有名ブランド
のスーツに身を包み闊歩する。彼らはサプールと呼ばれ、ひとたび現れると
(現れるのは週末のみ、平日は彼らは自分の仕事に汗を流す。)
人々が家から飛び出し喝采を送る街のヒーローです。
生きるためにだれもが着、食べ、暮らします。
ただ、どう着るか、どう食べるか、どう暮らすか、それは人それぞれ。何を着、何を食べ、どんな家に住むか。
生き方が問われます。めちゃめちゃクールでかっこいいサップたち。鳥肌たちました。
The Yellow Dog Project をご存知ですか?
2012年6月にスウェーデンで始まった運動で、同年6月には運動に賛同した
アメリカ、オーストラリア、カナダ、の三国の有志が基金を立ち上げて
大規模なプロジェクトに成長しつつあります。
日本も参加しており、現在参加国は21 カ国にのぼるそうです。
まだまだ聞き慣れない運動ですが、
少しずつでも広がって行けば良いなと思います。
散歩をしている犬たちの中には、病気や様々なトラブルを抱えていたり、
訓練中の場合だってあるでしょう。
散歩中の犬たちに出会うと、僕も含めて愛犬家は、すぐに声をかけがち。
「何歳ですか?」「お名前は?」喜んでくれる飼い主さんが多いですが、
もしかしたら困ってらっしゃる場合もあるはず。
そんな時、黄色いサインに気づけば、そっと道をあけてあげる事が出来る。
(もしかすると黄色が好きなだけの飼い主さんかもしれませんが。。
そこは一声掛けましょう(笑)
成熟した犬たちとの共生のなか、知っておきたいマナーの一つだと思います。
私たちthe park では黄色いリードをご用意しています。
普段お使いのリードのコレクションに黄色いリードを1本加えておく。
愛犬家の常識になるかもしれません。
現生人類、そして犬の誕生と両者の共同生活のスタートは今から12000年前と言われます。
すでに50万年前から火を使い、10万年前には岩に絵を残した人類。
しかし彼らは定住はせず集団で暮らす事も無く他の動物たちと同じように、自然から採り、
狩るだけだった。獲物を殺したが動物を飼いならす事はなかった。
そして氷河期が終わったある日、彼らは突然集まり、掘り、建て、描き、計画し、発見しはじめる。
50万年もの間、ほとんど変化のなかった人類が12000年前に突然にですよ!
定住し、耕し育て、「この野菜は美味しいな!」と我々みたいに言ったかも知れません。
少なくとも、そんな顔はしたはずです。
同じタイミングに起きたもう一つの奇跡、狼にも祖先とは一線を画す狼(犬)が現れる。
もうこれは、宇宙人でも来たか!っていう話です。
12000年前、人類と犬はどこから現れ、友人になったのか。そしてなぜ現代にいたるまでずっと友人なのか。
なぜ?その問いに科学的な答えはまだ得られていません。胸がわくわくする謎が霧のように視界を遮っている。
人類の飛躍的な進歩によって、古き友人、犬たちとの暮らしも、かたちを変えてきました。
しかし、両者の絆は変わっていないはず。この絆を我々から断ち切るような事はあってはなりません。
これからもずっと友人でいたい、と思う今日このごろです。
the park では、年に2回(6月と11月)お客様にDM をお届けしています。
2014年11月にお届けするDM が今日刷り上がりました。
こうであるべきだ、ではない「らしい」犬たちとの暮らしを提案する私たちとしては、
「らしいDM」を目指す訳です。
情報をお伝えする四角い紙、ではなくちょっとリビング(トイレとか)に飾りたくなるような、
それ自体が贈り物のような。
1枚1枚、手書きで宛名を書きながら、お客様とその愛犬の顔を思い浮かべます。
結構時間がかかりますが、私たちがすべてのお客様と
愛犬たちに会える(こちらが勝手に、ですが)大切な時間です。
the park の品揃えや雰囲気、おもてなしは、お客様や愛犬たちをがっかりさせないだろうか。
自分たちと向き合う時間でもあります。
変化したいし、「アッと」言わせたい。しかし、そこに在り続け、
いつものパークで「ほっと」して頂きたい。
お手元に届くまで、もうしばらくお待ちください。ご来店をお待ちしています。
瀧島建設とも取引がある杉田エース株式会社は、創業80年の建築金物、建築資材の総合商社。
この杉田エースさんが今年9月に発売したのが「IZAMESHI」です。
今日、the park にも常備されました。2011年の震災以降、私たちの価値観や、
暮らしのスタイルも大きく変わりました。
「環境保全」「幸せな豊かな暮らしとは」「美味しい仲間との美味しい食事の大切さ」
空間、建物に関わる仕事をしているからこそ、そこで流れる時間の質にも目を向けたい。
非常食だからといって、栄養や味、調理方法の簡便さは勿論、アイテムのバリエーションやパッケージデザインに手を抜かない。
食事を楽しむ!食事は楽しい!という精神は忘れない。いつも目に触れるところに置いておけるから、
時々食べたくなる。キャンプにも持っていきたくなる。だから、いざ、という時に困らない。
「う〜ん、ご馳走さまでした!!」
森林資源、健康な木々に囲まれた犬時間は、目下僕のとても大きな関心事です。一人一人ができることを考える。次世代に安心で安全、そして快適な犬時間をつないでいく。
1992年リオで開催された地球サミットで、森林減少の抑止に向けた合意を生み出せなかったことから、企業、環境保護活動家、コミュニティーの酋長のグループなどが集まり、Forest Stewardship Councilが設立されました。
FSCの森林管理基準は水質保護や希少な原生林での伐採の禁止、天然林被覆の消失の回避、危険性の高い薬品の禁止など広範に渡っており、適切な森林管理がされていると認証された森林から収穫された木材や木材製品にはFSCのロゴマークが付けられます。多くの企業がFSC認証製品を選択するようになってきています。
みなさんの身の回りにもきっと、こんなマークが付いた製品があるはず。モノやお店を選ぶ際の基準にもなりますよね。
ほら、私たちthe park でお買い物された時のショッピングバックにも、ありました!
建築物を通して、地域や人々を元気にする。これは株式会社瀧島建設の大切なミッション。と同時にそれを支える社員、その家族(愛犬)、仕事仲間や友人、自分たちと関わる人達を元気にして、笑顔にすることも欠かせない。
この保養所はそんな人や犬たちの「エネルギー再生装置」のようだ。
漆喰の壁と木の梁と柱。窓からみえる木々の緑とそこから射し込むゆるやかな光。
日常の喧噪から2時間。眉間のしわを笑顔に変えるこの装置は、静かにいつもこの場所にある。
ストーブ、ランプ、木のテーブルや椅子やソファー。そこで使われるカップやお皿も、上質で時間とともに温もりを増すものがふさわしい。
良い道具のもつ手触りや香りを感じ、愛着やものを大切にする気持ちを育てる。
ちょっと不便だが、日常のなんでも揃う世界から離れ、時間と手間と少し汗をかいて普段は味わえない穏やかで心地よい時間を手に入れる。山での時間は人や犬たちに本来のすがたを取り戻させてくれる。
家族と一緒に訪れた子どもたちが、大人になって訪れても、あたたかみを増した同じ椅子とカップで、その時よりもちょっと美味しいコーヒーが飲める。そんな空間創り。
毎年ここで行われるBBQパーティーをみんなが楽しみにしているそうだ。
「それは、間違いない!」勝手にBBQ参加を決め、ほくそえむ筆者であった。